静寂の大切さ

近年、座禅が日本人のみならず世界中の人々に人気が出ているようです。京都のお寺で座禅を体験した海外の旅行者が、SNSでそのすばらしさを紹介しています。座禅とは仏教の修行のひとつで、精神を統一して無念無想の境地に入り、悟りを求めることです。姿勢を正して座り、呼吸を整えて心を無にすることで、心をリフレッシュする効果が期待できます。

多くの経営者やスポーツ選手も、ストレスをコントロールするために、生活に座禅を取り入れている方がいらっしゃいます。日々の喧騒から暫し離れて、自分自身を取り戻すために心をリセットする方法の一つとして座禅が選ばれているようです。動物は、野生の生活では日が落ちれば静粛の中で夜を過ごしていました。しかし、ペットとして人間と生活する場合、常に物音がする環境に置かれて、ストレスが溜まっているかも知れません。

お寺で本格的な座禅を体験するのはなかなか容易ではありませんが、ご自宅でテレビやラジオなどを消して無音に近い環境をつくり、姿勢を正して目を閉じて心を無にする時間を持つのは可能だと思います。ご自身とペットが心身ともに健全でいるために、静粛な空間と時間を設けて過ごす機会を生活の中に取り入れることをお勧めします。