目は大切なコミュニケーションツール

先日、人や動物の目の潜在能力に関する研究成果をまとめたテレビ番組を見ました。「 目は口程に物を言う 」 と言われますが、目の働きについて科学的に検証し、様々な考察が加えられた興味ある内容でした。人同士のコミュニケーションで、目の動きや視線が重要であるのと同様に、言葉でコミュニケーションをとれないペットとのアイコンタクトは、とても大切です。

ペットの飼い主は、言葉を介さずにペットの目を見てペットの気持ちを汲み取っています。ペットが何か悪さをした時は、飼い主から目をそらす場合があります。また、体調が悪い時は、目に力が無くなっています。相手をしてもらえず寂しい思いの時の目は、悲しそうではないですか。そんな感情の橋渡しに、目は大切な役割をしています。

ペットが高齢になってくると、人間と同様に目も衰えてきます。加齢とともに眼球が白濁してくることもあります。ペットが高齢の場合は、動物病院を受診する際に、目の状態も確認してもらう事をお勧めいたします。

もしも、日々の生活にかまけて、ペットと向き合う時間が少ないと感じているなら、ペットとのアイコンタクトを心がけてください。きっとペットは、飼い主が自分を気にかけてくれていると感じて喜ぶと思います。目は、大切なコミュニケーションツールです。