愛情を持って叱る

ペットは、もっと遊んで欲しい、相手をして欲しい、優しく接して欲しいなどの希望が叶えられないと、その欲求の表現としてわざと悪い事をする場合もあります。ペットが何か悪い事をした場合、いきなり暴力をふるっても、大きな声で怒鳴っても全く無意味です。そのような行為は、ペットを怯えさせるだけで、場合によっては飼い主に対する不信感をペットの心に深く植え付けてしまうリスクがあります。

ペットが悪い事をした時こそ、冷静に対応しましょう。ペットの心を傷つけるような叱り方ではなく、愛情を持って叱ってあげてください。ペットは言葉でのコミュニケーションは得意ではありませんが、飼い主の表情を読む事は人間以上に長けています。あなたが悲しそうな顔や残念そうな顔を見せる事で、ペットにあなたの気持ちが伝わります。

なぜペットが悪い事をしたのか、またそのようないたずらをする環境を自分が作っていたのではないか、あらためて原因を考えてください。あなたに何らかの落ち度は、無かったでしょうか。ペットに対しても、人に対しても、叱る事をあなたの怒りや不満のはけ口にしないでください。怒りをコントロールするために、ほんの僅かな時間でも間を置き、冷静な判断ができるよう心がける事が大切です。