アレルギーは、ある日、突然に発症します。世間には、花粉症で苦しむ人が多くおられます。それまで、なんとも無かった人が花粉症デビューをして、初めてその苦しみを思い知ったという話は少なくありません。ペットを飼っているご家庭で、急に咳や皮膚のアレルギー反応がご家族に出た場合、病院を受診する時には必ずペットを飼っている旨を医師にお伝えください。

ペットの存在は、医師にとってはその診断の大切なポイントです。ペットを飼っていてご自身がペットアレルギーを発症した場合は、ご自身の健康のために、不本意ですがペットとの生活を変えざるを得ません。その場合は、ペットとの生活について、専門医に適切な指導を受けることをお勧めします。ペットとの距離を保ち、清潔を保つために掃除をこまめにするなど、様々な対応をしなければなりません。大切なペットとの生活を守るために、努力が必要になります。

ペットと距離ができ少し寂しいことですが、どんな状況でもペットはあなたの家族です。たとえペットアレルギーを発症しても、工夫をすればペットを手放さず暮らすことができます。また、あなたのペットが知らない人や新しい人と交わる場合は、必ず相手がペットアレルギーで無いか確認する事も、飼い主のマナーかも知れません。